メインサーバーの更新完了の報告

先週末に、2日間かけて、クリニックのメインサーバーを更新しました。 通常コンピューターの寿命は5年ぐらいだと言われています。 もちろんその後も動作はするのですが、突然停止してしまうとそれで診療ができなくなってしまうので、本格的に壊れる前に更新していく必要が有るのです。 今まで使っていたメインサーバーもそろそろ5年経ち、今年の5月の末に診療中にハードディスクの挙動が変になりはじめ、書き込んだデータが一部読み出せなるという事態が発生して、ついに更新を決意したのでした。
幸い、毎週バックアップしていたのでデータが消えることなく復旧できたのですが、診療中に突然動かなくなったらどうしようかと、だいぶハラハラしながら診療していました。 古いMacを使っていると、いざ壊れた時に現在使っている古いOSが起動するマックを探さなくてはならなくなるので、やはり定期的にOSは更新していくのが正しい選択だと思うのですが、トラブルが怖くてついつい5年前のSnow Leopardをそのまま動作させていたつけを今回払うことになりました。Lion, mountain Lion, Marverik, Yosemiteを飛び越して今回 El Capitanに更新するの大きな挑戦でした。 
ただし新しい今のOSは昔のものより細かな調整を受け付けなくなっており、以前の環境を再構築することはできませんでした。 そのため、四苦八苦しながらの更新だったのですが、一つのサーバーを直していたら、別のサーバーがそれに呼応しなくなり、別のサーバーも修正しなくてはならなくなり、合計2日間、びっちり、コンピューターの前で過ごしました・・。 もう5年はやりたくないです・・。 
翌週になって蓋を開けてみると、月曜日には新規患者登録のためのプログラムが不意に停止したり、採血のオーダーシステムのためのバーコードが表示されなくなってしまったり、サーバとは全く関係ないのにプリンターのドラムエラー等が発生して全く処方箋がプリントされなくなってしまったり、これも設定したマックとは明らかに関係が無い私のiMacの無線キーボードが何も入力していないのに、「ああああああああああああああ」とか連打し始めたりとか、ここ3日ほど、カルテシステムの整備をしながら診療をすることになってしまいました。 診察の途中に患者さんのお話を聞きながら途中に少しそわそわしていたかもしれません。 いろいろご迷惑をお掛けしたのではないかと思います。 

修正しているうちに、開業当初に作ったプログラムで、もう使われなくなったものや、開業当初に作って動かしているけれども、とても複雑に作りすぎてしまって、後から見たらなんだかよくわからないものになっているプログラムとかを見ながら、なんだか開業当初が懐かしくなったりして。 また5年後に大規模な更新を行う前に、覚えているうちに直しとかなきゃなーと思うものがたくさん出てきて、少々ブルーな気分になっています。 どこか一箇所手をつけると全部が動かなくなるんじゃないかとヒヤヒヤです。

ただ今日ぐらいになって、ようやく落ち着いてきた感があります。 ようやく更新完了といったところでしょうか・・・。
三好クリニック(内科)
〜青山・表参道〜