カフェインと不整脈

最近連続してカフェイン関連で患者さんとお話しした事が有ったのでちょっと解説してみます。
簡単に言えばカフェインは不整脈を起こしやすくします。 もちろんカフェインには良い点がいっぱい有りますし、全く不整脈に悪さをしない方もおられるでしょう。 ただ、不整脈が多くて困っている患者さんで、どうもカフェインを取りすぎているなと思われる様でしたら、少し控えた方が良いかもしれません。
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薬は飲んでください

開院してから1ヶ月経ちました。 今のところ一日5人から10人ぐらいの患者さんがいらっしゃっています。 今のところ慶應で拝見していた患者さんとその御家族の方が多い様子です。 そのためか、患者さんが最も多い時間帯は11時から13時と、16時から17時、それと19時付近が多い様に思います。 予約を取らずにふらっといらっしゃる方もおられるので、その際には少しだけお待たせしてしまう事が有ります。 しばらくやってみて思った事は、患者さんの血圧が慶應で測定していた時より、少し高めである事です。 血圧計?と思っていたのですが、おそらく、慶應での診察と違って、待機時間が短いために落ち着く暇無く測定するためのような気がしています。 これは予想外でした。 
最近、新規の患者さんを診察していて、ちょっと感動した事が有ったので一つ。 私のよく存じ上げていた方であったのと、比較的この領域の知識が豊富にある方だったので、私も少し油断していたところも有ったのですが、このような事が有りました。 
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夕刊フジにコメントが掲載されました

心筋梗塞はおこってしまうと、病院にたどり着くまでに1割ぐらいの方が死亡する怖い病気です。 そのほとんどは、喫煙・高コレステロール血症・糖尿病といった生活習慣病によって悪化します。 皆さんも気を付けてください。
だいぶ前に取材を受けて、開業の時期だったのですっかり忘れてしまっていました。 取材してくださった長田様どうもありがとうございました。 今日ネットを見ていて気づきました(11/18の夕刊フジに掲載されていた様です)。 私が大学病院で拝見していた患者さんの例を取り上げてくださいました。 心筋梗塞の記事です。 
http://news.livedoor.com/article/detail/6040846/

開院して3日目



開院して3日経ちました。 初めのうちは不慣れだったのと、2日目から手伝いに来ていてくれた事務の方が、現職に戻られたため(12月から勤務になります)、看護師と二人で運営しているため、なかなか、私が保険の入力等に手間取ってしまって、患者さんをだいぶ待たせてしまったのではないかと心配しています。 事務が出勤する様になると、3人でフル活動できる様になると思います。 それまでもう少々お付き合いください。

また多くの患者さんや、医療関係者の方々から、奇麗なお花を頂きまして、誠にありがとうございました。  一生のうちでこんなにお花をもらう事はもう無いだろうなとスタッフと笑っていました。 大切に育てますが、今日は患者さんが多くいらっしゃって、椅子が足りなくなり、少し院内のスペースに限界が有るなーと思う今日この頃です。(実はこの他にも処置室と診察室に何鉢か有ります。)

そろそろ、電子カルテの使い方にも慣れ始め、なんとか2人であれば一日15人程度の患者さんが拝見できるのではないかなと言う程度まで慣れてきました。 ただ今はお花が待合室を占拠しているので、一度に多くの患者さんがいらっしゃると、ちょっと困った事になりますね・・。

インフルエンザの注射の患者さんも結構いらしてくださっています。 ワクチンの注射は時々、アレルギー反応を起こされる方もおられます。 注意をして投与いたしておりますが、何かありましたらすぐにご連絡下さい。 反応が1ヶ月程してから、全身の力が入りにくい等といった症状で発症される方もおられますので、ご注意下さい。 いずれも頻度はかなり低いですが・・・。 早めに対応をした方が快復が良いです。

QT延長症候群について

皆さんあまりなじみが無いかも知れませんが、QT延長症候群(キューティーえんちょうしょうこうぐん)、という病気が有ります。 このQTというのは心電図の波形の場所を示す文字です。 その間隔が普通の方より長くなるという病気です。 それだけではちょっと解りにくいですよね。
元々この心電図上の間隔は心室という心臓のメインのポンプの電気的な安定性を示しています。 この間隔は短すぎても、長過ぎても電気的に不安定で、心室細動という心臓が突然痙攣して動かなくなるという病気をおこす事が有ります。 失神して意識を失って病気に気づいたり、健康診断で指摘されて気づいたり、あるいは、元々近親の方が若くして突然なくなられて、発見されたりする事のある病気です。
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夕刊フジの記者さんから取材を受けました

一昨日、夕刊フジの記者さんから取材を受けました。 「ブラックジャックを探せ」というコーナーで取り上げていただけるんだそうです。 ブラックジャックは天才外科医ですので、内科医でさらに特に天才でもない私が取り上げられるのは身に余る感じがしましたが、ご指名でも有りましたので取材を受けました。 来週20日木曜日に出るらしいです。 どんな記事になっているか少々怖い気がします。 なにせ、あまり医療の話をしなかった物ですから・・。
私自身、慶應大学での研究の仕事で何度か新聞に掲載された事は有りますが、診療で掲載されるのは初めてです。 なんだかこそばゆい感じがします。 取材いただきました、長田様、どうもありがとうございました。

2011/10/20追記
夕刊フジの記事がYahooニュースに掲載されています。
こちらにリンクをつけておきます。 なんだか良く書かれすぎて実感が無いです。 

区役所へ行ってきました

今日、区役所へ行ってきました。 退職したので年金の切り替え申請と、国民健康保険に加入の手続きをしてきました。
区役所の職員の方々って皆説明が丁寧で解りやすかったです。 僕のイメージでは、サービスを受ける側がすべて理解してやっていかなくてはならない感じでしたが、 ちょっとばかり感動しました。 こうなってくると、世の中のサービス業で受けてに負担をかけるのは大きな病院の職員ぐらいしか残ってないのかも(笑)・・・。 笑うところではないですかね・・、 いや申し訳ないです。 
しかし、区役所ってあんなにも電車の駅から離れているところに建っているんでしょうかね・・・。 そこが少し不便です。 そのために出張所が各地に有るんでしょうね。

表参道の周辺の写真をまたアップロードしてみました(
こちらからどうぞ)。 三好クリニックへ来院される方で、足腰の悪い方は、のぼりのエレベーターはこのみずほ銀行前のB4という出口から出られるのがおすすめです。 青山学院前方向の改札を抜けて、右に2回曲がって(B2とは反対方向)、少し奥まったところにエレベーターが有ります。 そこからあがるとこの出口から出られます。

慶應を退職しました

本日・慶應の最後の外来を終え、私が慶應で行うすべての業務を終了し、慶應を退職しました。  最後の外来は、患者さんも挨拶という事もあって、かなり多くなってしまって・・。 午後の外来では私45人の患者さんを拝見したのは初めてでした。 おかげで5時半までかかってしまって。 最後まで待ってくださった患者さんには本当に頭が下がります。 どうもありがとうございました。
45歳で退職、なんだか、定年で退職する人の気持ちがちょっと解りました。 不思議な感覚ですね、最後の瞬間までいつも通り、冷静にやっているのですが、最後にスタッフにお礼を言った瞬間に少し”ほろっと”来ました。 65歳までやっていたら、涙出てたかもしれませんね。 何名かの患者さんには、やはり病気の関係やいろいろな事で慶應を離れられない方もおられて、お手紙を頂いたりしました。 ずいぶん酷な事だったなと、反省しています。 ただ、おそらくこのまま慶應でやっていると、多くの患者さんに目が行き届かなくなり、大変な事をおこしてしまいそうで、今回こういった経緯となった事をお詫びします。
外来が終わったら、最後に思いがけず
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クリニック内装工事

今日は暑かったです。 クリニックの内装がだいぶ進んで来た頃だったので、また中を見てきました。 まだ天井の配線工事をしていましたが、壁紙や床がある程度で来ていて。 まだ工事の機材等が積まれていましたが、ようやくクリニックらしくなって来た気がします。 まだデスクや椅子等が全く入っていないので、少し殺風景です。 どんな色の椅子を入れたら良いのか、窓が無いので少し診察室が殺風景なのをどのようにするとリラックスしてもらう事が出来るのかとか、1時間ほど、工事の方の邪魔をしながら現地で考えていました。 工事作業員の方、作業の邪魔をして申し訳なかったです。
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心房細動という病気-1

先日、外来患者さんと話していて、心房細動の説明になった際に、「心房細動ってなぜ起こるんですか」と言う事を聞かれて、一瞬困ってしまいました。 心房細動が起こる理由、そのメカニズムについては、2000年少し前ぐらいから研究が精力的に研究が行われ始めたと言ってよいでしょう。 しかし患者さんは普通、そのメカニズムについて聞いている場合と、動物が生きていく上でなぜそのような不整脈が必要なのかという点など、『なぜ』という意味にはいろいろな意味があるわけです。 少し考えて、「一種の老化現象なのだ」と説明をして何となくなっとくしてもらいましたが・・・。 本当にその患者さんが聞きたかった事なのかなと、そのあともしばらく考えていました。 何だか患者さんの質問を煙に巻いてしまった様で、申し訳ない事をしたんじゃないかって少し反省しました。
その時一瞬、考えたのは、自分の中に有る心房細動の知識を思い返していたのでした。 結構長大な話しだったので、何から話せば良いんだろうか? 本当にこんな事を聞いているのだろうかって思ったのでした。

実は、心房細動ほどこの15年間ほどの間に治療法が大きく変化した病気は無いでしょう。 昔から心房細動をお持ちの患者様から見ると、医者の言う事が随分かわってきているので、変だなと思われているのではないでしょうか? 医者の中でも、この変化にあまり付いてこられない方が多いのではないでしょうか?
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表参道ってどこですか?

最近患者様と話していて、東京の方でも、表参道ってどこか知らない方が多い事に気づきました。 といっても私も結婚するちょっと前まで知りませんでしたが・・・。 今も少し歩いてみて、女性の方が多いのが印象的です。 どちらかと言うと地元の方でなければ、男が一人でふらっと出かける場所では無いですよね(私だけですか?)。 なので、そういう付き合いが無いと、私自身あまり知りませんでした。 なので、そういう患者さんのお話を聞いて、なるほどなと思ったわけです。 
確かに表参道にはJRの駅は無いです。 新宿や信濃町、辺りからのアクセスは悪いかもしれませんね。どうしても地下鉄でいらっしゃるにしても一回乗り換えなくてはなりませんので・・。JRとの接続ですと、渋谷・原宿・新橋・銀座あたりで乗り換えるのが良いのでしょうか? 原宿からですと、明治神宮前駅から千代田線にご乗車されるのが良いでしょう。 JRですと、四谷から丸ノ内線で赤坂見附で乗り換えというのも一つの選択肢です。
地下鉄の路線で言いますと、半蔵門線・銀座線・千代田線の駅になります。 小田急線で代々木上原から千代田線直通に乗車されたり、東急田園都市線から半蔵門線直通に乗車されたりするのはとても接続が良いかもしれません。 しかしJR線中央線や総武線からの接続は少々悪いですね。 申し訳ないです。

あと最近、車いすの患者様と話していて、目から鱗がとれる様な気分でした。 下車駅のエレベーターの位置は確認しますが、乗換駅のエレベーターやエスカレーターの位置って確かに知りませんね・・。また、タクシー等で来院されるときに車を下車する場所が重要だと言う点・・。 確かに交差点でおりられた後、その直後の歩道等に段差があると厳しいですよね・・。 その点も開業までにもう少しその目で見てみようと思っています。
三好クリニック(内科)
〜青山・表参道〜