S00:情報がネット上に無い、書けない事情

今回のこのオンライン資格確認ですが、公的なページに記載されている設定方法を見ていくと必ずベンダーに相談して下さいというコメントにぶち当たってそれ自分での設定が出来なくなります。 
私どもの様な小さなクリニックで、しかも自作のレセコンと電子カルテを院内に保管している様な構成だと、業者とのコネクションもありませんし、結局最後まで自分でやらないといけないんですよ。 

ですがそういう仕組みにしているのは今回のこのデーターベースの公開はあまり公にしたくないと言う政府側の意向があるのだと思います。 あまりにも大きなデーターベースですので、悪用しようとするとかなり危険な事になります。 今回も私の身元確認はかなり慎重にされていますが、廃業間際のクリニックとか管理が杜撰な所だとそういった所からデーターベースが抜き取られる可能性もあるわけで、できるだけ設定の状況を知る人間を少なくしたいとい事なのでしょうね。 でもセキュリティーを重視してしまったため設定出来る人間が少なすぎて、全国の小規模なクリニックなどを含めた全医療機関を網羅出来るほどの人材が企業側から集まらなかったんじゃないかと思います。
私の所なんか、去年の10月にNTTに打診して、最初の電話がかかってきたのが今年の2月でしたし、その電話も来週電話しますという全く要領を得ない電話で(身元確認なんですかね?)、その後実際に電話が来たのは3週間後で、その時には既に全部自分でやり終えた後でした。 つまりそれぐらい可動出来る人員が少ないと言う事なんだろうと思います。 これは政府の予想外だったんじゃないでしょうかね?
私のこの記事もその事を考慮して、あまり核心的な部分には触れずに記載してみたいと思います。