ORCAとのやりとりでAPIとPSQLの役割の違い

ORCAデータの取り出しは基本的にAPIを使う事がほとんどです。 データーの書き込み時にPSQLでないと書き込めない部分がありますが、かなり限定的な利用になります。 
保険情報の新規の登録はAPIで入力出来ますが、期間の変更とか枝番の追加とかの保険情報の変更はAPIでは出来ない様です(断定しないのは何か抜け道があったり将来追加実装される可能性があるからです)。 例えば新しい保険に切り替わったりした場合、前の保険情報の終了時期を新しい保険の前日で終了する必要があります。 保険期間の変更はAPIではできません。 PSQLをつかって保険期間終了日の変更が必要になります。 
あとORCA上で作成して中途終了させたデーターへの診療行為追加の際にPSQLによるアクセスで1カ所フラグを変更しなくてはならない場所があったりしますし、保険チェック日を更新登録したりする際に必要となります。
しかし、ORCAのデーターベーステーブルは多岐にわたって相互に関連しています。 そのためテーブル一カ所のデーター書き込みがORCA上の関連テーブルデーターに予想外の齟齬を発生させ、結果としてデーターベース全体がクラッシュする可能性が有るのでできるだけ避けたいところです。 私のお勧めはやはりPSQLの利用はデーターの閲覧か、中途終了データー=tbl_wksryact などの一時格納データーベースへのデーター入力に限った方が安全な気がします。

ORCAが用意したAPIはデーターをORCAに書き込むものと情報を取り出す物に分かれています。 難易度は書き込みの方が高く、データーの読み出しは比較的簡単です。しかしデーターの読み出しに関してはその読み出しに必要なXMLデーター構造を揃える必要があり、その点が少々ハードルが高いです。 上手く受け付けてくれないときに何故受け付けてくれないのかきちんと説明が無いので、自分で何度もチャレンジして上手く受け付けてくれる条件を探す必要があります。 通常はORCA-APIのページに書かれている手順通りに入力すれば上手く行くのですが、XMLデータを揃える時のヒューマンエラーが生じて上手く行っていない訳です。

三好クリニックでの電子カルテ・レセコン