三好クリニック 青山・表参道

内科・循環器・高血圧・不整脈

感覚・知覚の仕組み

そろそろ梅雨ですね。 梅雨に入ると花粉症は一段落しますが、やはりじめじめ蒸し暑いひが続きますね。
でもこういう日が真夏の8月にあったりすると、「なんだか今日は涼しくて過ごしやすいね」と思う事になるでしょうね。 人間の感覚というのは常に前の状態との比較で周囲の状況を判断しているのです。
音楽などをやっている人たちは、絶対音感と、相対音感という言葉を知っているかと思います。 やっていなくても言葉だけは聞いたことあるんじゃ無いでしょうか? 絶対音感とは、どんな状況でもその音の高さを認識することができる能力で、ドとかレとか、たとえばガラスのコップをチーンとならしたときに、「これはド♩」と聞こえてしまう能力の事です。 10歳未満に相当鍛えないと得られない能力らしく、もちろん私にはありません。 私は相対音感、前の音と比較してその差から今の音がなんの音かを感じる事ができます。
人間の感覚の多くはこの相対的な知覚がほとんどです。 なので冬場の2月に今日は気温が15度暖かいねーって思っても、夏の8月に今日は気温が15度、イヤーひんやりして寒いぐらい・・。 って思う訳です。 痛みや症状も同じで、その状態になれてしまうと不自由無くなってしまう症状も、一度薬で押さえ込んでしまうと、今度やめたときに前と同じ状態のはずなのに以前より不整脈の症状が強く感じてしまったりする方もいらっしゃいます。 また一度気になってしまうと、それまで無視していた痛みや症状を感じる様になったりもしてしまいます。 耳鳴りや目眩などもそういった傾向があります。 特に興奮やストレス・不安などはそういった感覚を鋭敏にする効果があり、特に実態が無くとも、胸の前が痛い気がしたり、喉の所に何か常につっかえているような気がするという感覚が離れなくなったり・・。 そういう場合すこし気分転換するとすっきり良くなったりすることもあります。 皆さんの感覚は、病気の診断にとても重要な要素ではありますが、もしもそれがあまり問題無いものだと専門の医者が判断すれば、その症状にあまりこだわらない方が良い場合もあります。 またそういうこだわらないようにするためのお薬などもありますので、そういったご要望のさいにはご相談ください。