三好クリニック 青山・表参道

内科・循環器・高血圧・不整脈

高血圧治療ガイドラインの変更

先日25日に発売になった、高血圧治療ガイドライン2019を早速購入してみました。 これからの治療に生かさないと行けませんが、患者さんが納得してくださるかどうかそこだけが心配です。 リスク評価や高血圧の格付けが細かくなっていて、今までのように簡単に説明できるものでは無くなりつつあります。 あまり細かな例外点を挙げていくと混乱するので、大きな変更点をだけを挙げてみます。

今回大きく変わったのは


1,血圧は自動血圧計が推奨され、自宅での血圧が重要

皆さん血圧計買ってください。 アマゾンとかで3000円ぐらいで売ってますので。 私は続けられるように手首に巻くやつを買うようにおすすめしてます。 二の腕に巻くタイプは正確ですが、大きすぎてタンスの奥にしまわれてしまい、測定しなくなることがおおいですので。 また混乱を避けるため以下は自宅血圧の値だけを記載します。

2,最高血圧115以上 最低血圧75以上は高血圧です

今までは135/85以下を正常血圧と称していましたが、やはりリスクが高いので、とても正常とは言えないと言う判断なのでしょう。

3,降圧目標は、最高血圧125以下、最低血圧75以下です

お薬大量に飲んでもここまできちんと下げられるかどうか解らない患者さんも私の外来には多いです。 それがとても心配です。 この降圧目標にはいくつかの例外がありますが、詳細は個別の患者さんにお伝えしますが、もっともポピュラーな物は、75歳以上の健康な高齢者です。 私の外来に通院しておられる75才以上の患者さんは、ほとんど何らかの病気を持っておられますので、該当されないでしょう。 

これからしばらくの間外来での説明などで混乱するかと思いますが、2年後3年後にはこの治療が普通の治療になっていると思います。 自分の短い臨床経験でも確かに、130-140ぎりぎりでやっている患者さんは、いろいろな病気を起こされたり、老け込んでいくスピードが早かったり、呆けが進んだり、何よりどんどん血圧が高くなっていってしまって、どんどん薬の量が増えていくことが多い気がします。 やはり125以下、75以下にするというのは長い年月患者さんの経過を見る上で、一生分の薬代を考えると逆に安上がりな気がします。