三好クリニック 青山・表参道

内科・循環器・高血圧・不整脈

迷医と名医の違いは紙一重

刑事コロンボ、エルキュール・ポアロ、金田一、ドラマなどに出てくる名探偵は、突然突飛な事を言い出して、それが事件解決につながったりすることありますね。そういう誰も考えつかない様な事を思いついて、それを実行する。 それはエンターティンメントの世界では観客を魅了する重要な要素ですね。 この探偵が言うのだから何かあるんじゃないかって思ってドラマ見ますよね。 医者の仕事は病気を状況や検査から推理して治療してゆく、ちょっとそういう意味では推理小説と似ているのかもしれませんが、医者は決して突飛な事をしているわけではありません。 そこは、エンターティンメントの世界の探偵とは異なりますね。
ただ、医者の世界では当然の行為も、患者さんにとっては突飛に写ったりすることがあると思います。 昔のドリフターズのコントで、加藤茶さんと志村けんさんが、医者と患者のコントをしているのを何かの再放送で最近見たことありましたが、それは、志村けんさんがドクターで加藤茶さんが患者さんのコントで、加藤茶さんが風邪っぽい症状(喉が痛いとかそういったことだったと思うのですが)で受診すると、志村先生が「うーん、じゃあ浣腸しましょう」って大きな注射器を出すというのを、繰り返すと言うコントでした。 もちろんそのやりとりは面白く、楽しいコントでした。 これは、まあ極端な例ですが、患者さんにとって予想外の検査やデーターを提示されると、患者さんにとって、「それ本当に必要なの?」 って思う事ありますよね。 そのとき我々医者はその検査がどういう目的で行われ、治療にどう必要なのかをきちんと説明する必要があります。 志村けん先生も、いや浣腸が必要な理由をしっかり説明できてたら、加藤茶の患者さんも納得いったかもしれませんが、もちろん風邪の患者さんに治療目的で浣腸をする必要はありませんね(笑)。
ただ見かたが違うと言うだけで、名探偵も迷医者も実は紙一重だって事なんですよね。 何が違うかっていうと、これが名探偵ドラマかコントかって違いだけで、観客が何を期待しているかの違いだけなんですね・・。 ただきちんとした診療には、必ず誰もが理解できるような理由があります。 少し突飛だなと思ったらきちんとお医者さんに聞いてみると良いでしょうね。 そうすると普通はきちんと順序立てて説明してくれるはずですので。