三好クリニック 青山・表参道

内科・循環器・高血圧・不整脈

糖尿病とインスリン治療-2

私は糖尿病の専門家ではありませんので、新規にインスリン注射を導入する事は致しません。 インスリン注射を初めて使用されるには、専門の医師から入院中に十分な説明を受けながら治療開始する必要があります。 その場合すぐに糖尿病の専門外来にご紹介致します。 
私の治療の基本は内服薬になります。 循環器内科の病気のコントロール、心筋梗塞の再発予防や心不全の悪化予防に、糖尿病の制圧はとても重要です。 ですので、慶應病院の中でも糖尿病の患者さんの治療は随分行いました。 不整脈や心臓病の薬もここ20年で随分変わりましたが、糖尿病の治療薬もこの5年程でがらっと変わったと実感します。 それまでは強制的に膵臓からインスリンを分泌させる、インスリン分泌刺激薬が主流だった薬剤が、それ以外の作用で血糖値をコントロールできる薬剤が増えて来た事にあります。 インスリン分泌刺激薬は低血糖や、細胞膜やミトコンドリアに対する悪影響等の危険性があると言われていました。 ですので、こういった副作用の無い、言うなれば経口血糖降下補助薬とでも言うような薬は、糖尿病の境界線にいらっしゃる患者様にはとても重要でした。 
現在大まかに分けて3系統の薬が利用できます。この薬の出現で、糖尿病の専門の先生に依頼する患者さんの数はだいぶ減った様に思っていました。 私もインスリンが全く解らないという訳では無かったのですが、循環器外来の忙しい合間にインスリンや血糖値の指導を行うのは無理があったというのが本音でしょうか。 ですので、開業して、患者さんへとれる時間が十分ある今のクリニックでは、今まで拝見していた何名かのなじみの患者さんさんからインスリンの処方をお願いされ治療を行っています。

続く